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歯ぎしり・食いしばりと歯周病の関係|川崎区の歯科医が解説
2025.10.21
「朝起きるとあごがだるい」「歯の先端がすり減ってきた」「家族に歯ぎしりを指摘された」。こうした歯ぎしり・食いしばり(ブラキシズム)は、歯やあごへの負担だけでなく、歯周病の進行にも関わることがあります。ただし結論から言うと、歯ぎしりそのものが歯周病を“発症させる”わけではありません。炎症(プラークによる歯肉炎・歯周炎)があるときに、過度な力が加わることで病気の進行を早くしてしまいます。
歯ぎしり・食いしばりが歯ぐきと歯に与える影響
①力の集中
就寝中の歯ぎしりは、一瞬でもとても強い力がかかります。
その力が、歯を支えるクッション(歯根膜)や骨に負担をかけます。
②動揺の増大
歯ぐきに炎症(はれ・出血)があると、歯の支えが弱くなります。
同じ力でも歯がグラつきやすくなり、治りにくくなることがあります。
③歯の摩耗・欠け、くさび状欠損、知覚過敏
歯の先がすり減る・欠けるだけでなく、歯の根元がえぐれたように減る(くさび状欠損)、
冷たいものがしみる(知覚過敏)などのトラブルも起こりやすくなります。
こんなサインがあれば要注意
・朝、あごがだるい・こわばる
・家族に歯ぎしりの音を指摘された
・歯の先が平らになってきた
・細かいヒビ・欠けがある
・しみる、噛むと痛い
・歯ぐきの出血や腫れ
・口臭
1つでも当てはまる場合は、早めにご相談ください。
よくある質問(Q&A)
Q. マウスピースだけで歯周病は治りますか?
A. いいえ。歯周病の主な原因はプラークです。マウスピースは歯を守り、力を分散する補助的な道具。まずは正しいセルフケアで炎症を止めることが最優先です。
Q. 日中の「食いしばり」をやめるコツは?
A. 「歯は離す/舌は上あご/唇は軽く閉じる」を合図に。デスクに付箋を貼って意識づけするのも有効です
Q. 就寝中の歯ぎしりはストレスと関係ありますか?
A. はい。睡眠の質や日中の緊張と関連することがあります。寝る前のルーティン(入浴・ストレッチ・深呼吸)で緩和が期待できます。
川崎区の皆さまへ
出血が続く・朝あごがつらい・歯がしみる——こういう症状は早めの受診をおすすめします。
炎症を止めることが重要です。そのうえで力のコントロールを行うことで、歯と歯ぐきを守ることができます。
監修:なかの歯科 副院長 中野陽平
所在地:神奈川県川崎市川崎区東田町11-1