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歯周病は治療して終わりじゃない!再発を防ぐメインテナンスの重要性|川崎の歯科医が解説

歯周病

2025.07.27

治療後の油断が、一番危険です

「歯ぐきが腫れていたけど、治療して治ったからもう安心」

「歯石も取ったし、もう通院しなくても大丈夫ですよね?」

…このように思っている方は要注意です。

歯周病は【再発しやすい慢性疾患】です。

実は、治療終了後の過ごし方こそが、歯の寿命を大きく左右すると言っても過言ではありません。

 

なぜ歯周病は再発しやすいのか?

・原因である歯周病菌(プラーク・バイオフィルム)は口の中に常在している

・歯ぐきの状態は日々のセルフケアと生活習慣に大きく左右される

・歯周病は痛みなどの自覚症状が出にくいため、悪化しても気づきにくい

 

歯周病は『完治』ではなく【管理】が必要な病気です。

だからこそ、治療後のメインテナンスが欠かせないのです。

 

メインテナンスで行うこと

・ブラッシングチェック

自己流の癖を確認し、正しいセルフケア方法を獲得してもらいます

・噛み合わせの確認

歯周病を進行させる力のコントロールを行います

・歯周ポケットの深さ測定

歯ぐきの炎症・再発の兆候を早期発見するために行います

・出血の有無の確認

歯ぐきの隠れた炎症を発見するために行います

 

まとめ:メインテナンスは歯を守る【投資】です

歯周病は、正しい治療と継続的なメインテナンスによって進行を止めることができます。

そして、それを続けることで、生涯にわたって自分の歯で過ごせる可能性が高くなります。

「治療して終わり」ではなく、「治療後のケアを続ける」こと。

これこそが、歯周病と正しく付き合っていくための最良の方法です。

監修:なかの歯科 副院長 中野陽平

所在地:神奈川県川崎市川崎区東田町11-1